2012.11.29

世界初、球状太陽電池を織り込んだエネルギー創出テキスタイルを開発

プレスリリース

スフェラーパワー株式会社は、福井県工業技術センターと共同で、球状太陽電池(スフェラー®)を織り込んだ発電するテキスタイルの試作に成功しました。

今回の取組みは、世界で初めて三次元受光型の球状太陽電池を開発した当社と、福井県繊維産業の新分野進出を目指してきた福井県工業技術センターによるコラボレーションとなります。

試作された太陽光発電テキスタイルは、直径1.2mmの粒状のスフェラー®を直線に並べて糸状に接続し、これを緯糸として、経糸とともに織り込んだ織物です。糸状に結線する技術、ならびにこの糸状モジュールをテキスタイルに織り上げる技術を両者の強みを持ち寄って開発しました。フレキシブルであるのはもちろん、テキスタイルとしての特長(追従性、伸張性)を備えています。

今後、スフェラーパワー株式会社は、福井県工業技術センターや福井県下の企業とともに開発を進め、1年後にサンプル出荷をスタートさせる予定です。受光角度が広く、光の透過性を確保できる球状太陽電池スフェラー®の特長と、軽量、フレキシブル性、伸張性といったテキスタイルの特長をあわせもったこの技術は、従来の太陽電池で実現できなかったさまざまな用途への応用が期待されています。

PAGE TOP